こんにちは。一姫二太郎の母でケアアロマセラピストのmichikoです。
最近は「ぱんだちゃんのおうち学校」英検プレミアム講師でもありますよ。
8年前の3月11日、私はまだアメリカに住んでいました。
ロサンゼルス郊外のトーランスという街で、日本語ニュース、ネットニュースで、あの日を知りました。阪神大震災を経験した私にとって、全く他人事ではなく、映し出される映像に涙が止まりませんでした。
そんな中、被災したママたちが、赤ちゃんのためのミルクを探しているという話を知り、日本のミルク事情を思い出しました。
粉ミルク・・・被災した中で作るって、めっちゃ大変だよね。
液体ミルクとは?
最近は、海外からのニュースや、海外在住の芸能人のブログでアップされたりして、ちょっとずつ認知度があがってきた液体ミルク。
調合もなにもしなくていい、そのまま赤ちゃんにあげられるミルクです。
私自身、初めてその存在を知ったのは、アメリカで息子を産んだ直後。
ナースが「母乳が足りなかったら、これ飲ませてね〜」
と、置いてくれたのが液体ミルクでした。
こんな感じ。
similac(シミラック)のが1番ポピュラーだったように思います。
(昔撮ったはずの写真がみつからないので、今回はamazon usからお借りしました。)
色々なタイプのミルクがあるのですが、病院でもらったのが、1本ずつ小分けされていて、ニップル(乳首)をつければすぐにあげられるこのタイプのもの。
最初はとにかくびっくり!
母乳以外のミルクといえば、日本では粉ミルク!
キューブタイプも出たものの、やっぱり粉ミルクで、お湯の温度を調整したり、哺乳瓶を温めたりっていうのが当たり前だと思っていたのに・・・
哺乳瓶を温めるとか、湯温の調整とかいうまえに、このままドン!
温めるのか聞いてみたら、変な顔されて、「このままで大丈夫!」と言われるし・・・
まだ空腹そうな生まれたての息子に飲ませてみたら、なんの抵抗もなくぐいぐい飲んでくれました。(笑)
この時に学んだのが、どうやら、アメリカにはスーパー便利なミルクがあるということ。
味は??
粉ミルクも大して美味しくないけど、液体ミルクも別に美味しくないです。(笑)
そもそも、私、スキムミルク系があまり好きではないので、娘の時に試飲してみた日本の各種粉ミルクも美味しいと感じたことはありません・・・。
大人が飲んで美味しいものではないんだと思います。(あくまで私の味覚ね)
うちの子どもたちのミルク事情
娘は生後3ヶ月くらいまで混合で育てていた(母乳がついてこなかったため)のですが、「アイクレオ」が1番飲みっぷりがよかったので、アイクレオ。
預ける時はアイクレオじゃなくって、なんか小分けになっていたものを哺乳瓶と合わせて預けていたと思います。
息子のときは、生後3〜4日目にはしっかり母乳がついてきてくれたため、彼がフォーミュラ(液体ミルク)を飲んだのは入院中だけでした。それでも、預ける時用にシミラックの液体ミルクはストックしていました。預ける時も、お湯が・・・とか、哺乳瓶の消毒が・・・とか気にせず、このボトルと、ニップルをお預けするだけ!
これ、避難グッズには必須だと思う。
お湯もいらない、ボトルとニップルタイプだったら、哺乳瓶の消毒すらいらないこの液体ミルク。ミルク作りにデリケートな日本人からしたら、「え??」となるかもしれないけれど、8年前の震災のあと、本当にこの液体ミルクを被災地のママたちに届けたくって、milk for Japanという活動もしました。
詳しくは、めっちゃ昔の私プライベートなブログ → Milk For Japan関連
色々な方のご協力のもと、なんとか送り届けることができたけれど、色々やってみて初めて、「日本には液体ミルクに関する法律がないから、受け入れてもらうことが難しい」という事実も知りました。
おそらく、世界で1番クォリティと安全性の高い液体ミルクが作れそうなのに!
そこから、8年、やっとやっとやっと、日本でも液体ミルクが解禁されるということを本当に嬉しく思います。
昨年、北摂では久々の大きな地震がありました。
つい先日は、北海道で、また、余震とはいえ、大きな地震がありました。
私が住んでいる豊中市のお隣の箕面市では、液体ミルクの備蓄を決めたそうです。
「母乳」というのは、実はとてもデリケートなもので、赤ちゃんを産めば、いくらでも出るというものではありません。
ママの精神状態に左右されるし、ママの水分摂取量や睡眠にも左右されます。
有事の際に、安定した精神状態で、十分な水分や睡眠を摂れているママがどのくらいいるでしょうか。どんなときでも、ひとまず、赤ちゃんのおなかを満たしてあげられる。これってすごく大事なことなんじゃないかな。
私が好きな小説の1つに宮本輝さんの「流転の海」シリーズ。
その中でも、戦後の混乱の中、主人公が、息子にミルクを飲ますために手を尽くす姿が描かれています。
液体ミルクは、その戦後の輸入の粉ミルクと同じくらい、ママたちが求めていたもの!
今回、発売される日本製の液体ミルクはグリコさんのアイクレオ。
125ml 200円(税別)、常温で6ヶ月の保存が可能です。
詳しくはグリコさんのリリースページをどうぞ → アイクレオ赤ちゃんミルク
アイクレオ 赤ちゃんミルク 125ml×12本入り 常温で飲める液体ミルク 【0ヵ月から】
大人の非常食を用意するように、まだごはんが食べられない赤ちゃんのいるおうち、これから赤ちゃんを迎えるおうちはぜひ、避難リュックに!